2014年10月15日水曜日

スリランカへ車いすを届けてきました <増田>


5月のプロジェクト発足から約5ヶ月。
9月27日~10月5日の日程でスリランカを訪れ、念願の車いすを14台お届けすることができました!

車いすを探し始めたの一人の一歩が、やがてプロジェクトになり、車いすの保管、清掃、メンテナンス、現地へ運ぶメンバーの募集、寄付金の呼びかけ、一台一台の梱包作業、現地との連絡・調整、渡航準備・・・実現までのさまざまなプロセスを経て、たくさんのみなさまのご賛同とご協力がスリランカへハートの懸け橋としてつながった一週間でした。

14台のうち、最初にお届けできたのは、現地協力NGOの活動センターに現在常駐されている、サポーターの先生の娘さん。手作りのヘッドレストがつけられた一台です。

13台は、コロンボ市内の国立病院の一角に、ドクターや看護師、職員のみなさんが所属する、奉仕協議会へ寄付させて頂きました。
 
     成田空港に車いす大集合!(左)    センターに着いてみんなで荷ほどきです(右)

       私達の訪問に合わせて塗り替えられた真っ白な壁     ヘッドレストを制作中

積載、完了! 明日はいよいよ寄付先のコロンボ市内の病院へ向かいます


小児病棟も訪問させて頂きました。子供たちに一人ひとりに贈り物を手渡しさせて頂きました。

すべての人に医療を!という国立病院の理念から、貧困層の人々には無料で治療を行っています。患者さん一人に対して1.3人看護師・スタッフの割合は、日本の医療現場では実現できない看護体制ですが、たくさんの患者さんをかかえる本院では、十分な治療や退院後の支援まで手が届かない現実があるといいます。コンパクトな日本の車いすは、そうした課題に取り組む一歩になるとお話頂きました。プロジェクトを立ち上げたメンバーの思いと重なります。

13台のうち2台は、北部の古都、アヌラダプタの国立病院で使って頂くことになり、こちらも現地NGOの代表に同行させて頂き、直接お渡しすることができました。

日本の支援者の方からたくさんご寄付頂いた「さらし」も持ってきました。


車いすを届ける大任務の他にも、2004年の津波災害以来支援を続けている、CEALOグローバル・ハーモニー・ジャパンと現地NGOの人道支援活動に同行させて頂きました。

スリランカの南西海岸、南部州の州都に近い幼稚園2カ所を訪問させて頂きました。さらに、片道8時間以上をかけて北上し、北部地区の村にも訪れる機会を頂きました。

支援先に届ける物品を求めて、あっちのお店、こっちのお店

この日のために一生懸命練習したダンスを披露してくれました。

北部の村支援では、農機具や不作だったお米等を届けさせて頂きました。

手渡すときは、スリランカの言葉で「ありがとう」を伝えます

また、活動センターでは、現地の若者たち、学生サポーターのみなさんが開催する慈善マーケットに準備から当日の実施、後片付けまで参加させて頂きました。日本から車いすと共に持参した支援物資を中心に、現地NGOへの寄付物品を綺麗に包装して、センター前の商店の敷地をお借りして地域のみなさんに呼びかけました。

どんなパッケージが喜ばれるか、真剣に検討中
なだらかな丘陵地に亜熱帯の雑木林が続くセンター周辺。家や人影もまばらと思いきや、どこからやってくるのだろう?というくらい、開店前からいつの間にかかなりの人だかりが・・・ 道行く車や歩行者のみなさんにも積極的に呼びかけて、たくさんたくさんご協力を頂きました。寄付金総額は日本円で4万に迫る勢い! 石けん1個が40ルピーですから、どんだけーーかお分かりになると思います。

  
     朝から既に大盛況!   道行くライダーはなんと日本語ペラペラでした~


この日ご協力頂いた寄付金は全額、活動センターと、主催した学生サポーターのみなさんが進めている農業プロジェクト等に役立てて頂くことになりました。
みんなめちゃくちゃ元気&ハッピー!!前夜の夜なべが2倍、3倍の喜びになり、GHSハートアクション隊の喜びもひとしおでした!

来た時よりも美しく! 最終日は一週間お世話になったセンターの清掃を隅々までさせて頂き、寝具の洗濯や備品の整理など、スリランカ人サポーターのみなさんと一緒に感謝をこめてご奉仕させて頂きました。

蚊帳のたたみ方もコツがあります
手作りのヘッドレストがぴったり!

スリランカの日差しのように濃厚で鮮やかな毎日と現地サポーターのみなさんとの協働の日々は、私たちの心の中にも書き尽くせない体験として刻まれています。この一歩をこれからの日常に、そして今後のハートアクションにどんな風に活かしていくか、ハートの掛け橋、その支柱をこれから日本で育てていく番です。

共に旅した仲間たちが詳細レポートを届けてくれています。
スリランカの輝く毎日をぜひご覧ください!

ハートの懸け橋~スリランカへ車いすを届けよう~活動ブログ

 

2014年10月13日月曜日

福山協働体験学習リトリート:最終日 <横田>

リトリートも最終日を迎えることとなった本日は、近づいてきている台風の影響で天候が気になりましたが、なんとか予定時間内には、雨も降ることなく、思う存分稲刈りを実施することができました。
手刈りの説明を受けている様子
予定より少し早めの時間から、手刈りでの稲刈りを始めました。機械で刈り取る田んぼに、機械がスムーズに入れるように、四隅の端部分を手刈りしていきます。
また、少し前に到来した台風の影響で、稲が倒れてしまった部分も機械では、刈ることができないので、こちらも手刈りを行っていきます。昨日の体験が活かされているため、みなさん、サクサクと刈り取りをすすめられていきます。そして機械刈りで発生した落ち穂を拾い集めたりと、実った稲を無駄にすることなく、みんな一生懸命に刈り取っていきます。
こちら機械で刈り取り中!


この後、希望者のみで、包丁研ぎを学習してきた仲間より、包丁の研ぎ方を教えて頂きました。食べ物に関係が深いこの拠点で、大切な素材の命を活かすことができるように、学びの機会を設けました。
教えてくれる仲間は、みんなの為に資料を準備してくれていました。



みなさん、非常に熱心に教えてもらったことを参考に、包丁研ぎに挑戦です。すぐに切れるようになる方、そうでない方もおられましたが、最終的にはみなさんの包丁はよくきれるようになりました。
この機会に、仲間の為に研ぎ方の資料を手作りで準備してくれた仲間に改めて、感謝です。

包丁研ぎ以外のメンバーは、稲刈りをしたり、サツマイモ堀り、枝豆とりをしておりました。福山ならではの体験が盛りだくさんです。

午後からは、全員で、感想や気づき、また今後この学びをどう実践していくかなどを分かち合いました。
参加者の方々のお話を一部紹介します。
「田んぼに入り、いろいろな命がかかわっていること、土や稲の香り、風の気持ちよさなどを感じて、自分も自然の中の一部であり、それぞれの命の耀きを実感した。食を通して自分を慈しむということを実践していきたい。」「心をこめて料理をつくるとみんなが笑顔になることを実感し、これからも、心を込めた料理をみんなにふるまいたい。」「お米の粒が愛おしいと感じ、稲を抱えるのではなく、抱っこしているように扱っている自分がいて驚いた。」「農業は言い訳ができない。自分に負けない自分になるためには、農体験がすごくよかった。」「価値あるものは人の心がはいっている。」など、みなさん大変意識の高い方々が集った会でした。

ここで一度、会を締めて、時間に余裕のある方々と一緒に、今後この拠点をどう生かしていったらいいのか?どんなことをやってみたいか?などの話し合いを、ざっくばらんな雰囲気の中で行いました。

いろいろな提案が飛び交い、まずは、このご縁を頂いたメンバーで、情報共有できるように、MLを開設することにしました。今後の提案であがったことは、*大豆を育て、みそ作り *料理上手な仲間を先生に畑の食材を利用した料理講習会 *ドラム缶を利用した米炊き *黒豆やお米、しめ縄をセットにしたお正月セットづくり などなど、みなさん笑顔での意見交換をしました。

今回のリトリートは、講師不在で一時はどうなることかと思いましたが、そんな状況だからこそ、みんなで作り上げるリトリートとなり、ひとりひとりが本当に主体的に自ら動くという場面が沢山ありました。このつながりを絶やすことなく、もっとそれぞれが命耀かすことのできる場となるように、心をかけていきたいと感じた会でした。

2014年10月12日日曜日

続 日本語研修<大久保>

9月にミャンマーから縫製と日本語を学びに一人の女性がDACCに来られたと思ったら、10月初旬にはスリランカから12月の日本語能力検定試験を受験予定の女性が日本語を学習しにやって来られました。


DACCで日本語を学ぶということは、もれなく日本人と日常生活の諸々も共にするということ。清掃、食事、格さんのお世話、NGOアンテナショップ「セダナJAPAN」となんでも一緒に行います。私たちも日本から教材を取り寄せて、手引書を紐解きながら学習中です。

DACCで学ばれたアジアの方がたは自国に戻った時に生き生きとして働かれます。
そういえば、日本の皆さんも同じことを話されていました。
NGOアンテナショップ「セダナJAPAN」にて

特別なお構いなどしたくても本当にできないほど、みんなそれぞれに働き回っているので、DACCに来てくださった方々がご自分のご奉仕を精一杯にされ、なおかつ楽しかったと言ってくださることは非常に嬉しいことです。ありがとうございます!

彼女たちの様子はこちらもどうぞ♪
↓↓
http://heartspacecambodia.blogspot.com/2014/10/106indacc.html

<Reported by TOMIKO>

福山体験学習リトリート:「稲刈り」 <横田>

波乱の幕開けより一夜明けた本日は、参加者の皆さんが楽しみにされていた「稲刈り」を行いました。リトリートの中で行われる「稲刈り」は、ただの農業体験ということではなく、1年を通した大テーマ「田畑に体観するいのちと生き方」に沿い、一人ひとりが、稲刈りを通して、3回目の小テーマである「命の耀き」について考え、内観しながら行動しました。

昨日に引き続き、稲刈りを行う前には全員集まった際に、まずテーマを元に自分の心を見つめる時間をもち、そして稲刈りを始めました。
心静かに内観します。
前回みなさんで、手植えをした田んぼを、手刈りし、はさぼしをしていきました。
みなさんとても精力的に稲を刈っていきます。
稲を木の枠組みに干していくのですが、木の枠は、裏山から切り出した竹を利用したり、ご近所さんが利用しなくなった棒をお借りして、組んでいきます。

今回の参加者は女性が9割を占めておりましたので、この木の枠を作るのも、女性参加者の皆様の手で作ることになりました。
稲を刈り取る人、稲を束ねる人、稲を運ぶ人、木枠を組むひと、それぞれ自分のやりたいことをすすんで行っていきました。
刈り取った稲はどんどんはさぼしへ!

 朝8:00~夕方4:00まで、合間に休憩を入れながら刈っては、干し、を繰り返し、お手植え田んぼの稲刈りが完成しました。
黄金色の稲はすっかりきれいに刈り取られました。
稲刈りを始めると、集中される方が多く、休息を意識して入れるようにしないと、危険な感じすらするほどでした。本当によく働かれる参加者のみなさんです!
お手植え田んぼ刈り取り完成後
この後引き続き、他の田んぼで、機械が入りやすいように端を手刈りして、作業終了予定時刻を迎えました。
いったん田んぼを後にして、今度は、くまの園で作っている綿畑に向かい、どのようにして綿を育ててきたかをお話し、みなさんで綿の収穫も行いました。今後この拠点にて、綿を利用した協働交流ができたらいいねと、参加者の方とお話し、具体的にすすめていくことを目指します!


本日の外での作業はこれで終了し、夕食後は、本日の稲刈り後、自分の中の気づきや発見などを共有しました。参加者の方からは「今まで感じたことがない、稲に対して愛着をもっている自分に驚いた。」「倒れている稲を刈っている時、下に隠れている稲を探し出し刈り取る。その行動を繰り返すことにより、だんだんと道ができ広々とした空間となっていく様子を見て、人生と一緒だと思った。本当の自分自身を探しだし、自分の心をキレイにしていけば、自分の道が現れ、広く大きな世界になるのだと感じた。」などの感想を聞くことができました。

さて、明日は最終日、みなさんと共に「いのちの耀き」を思いっきり体観します!!

2014年10月11日土曜日

福山協働体験学習リトリート<森田>

今日から福山協働体験学習リトリート【稲刈りを体験】が始まりました。

リトリートは、セアロ師を招いて開催する予定で参加者を募り、
たくさんの方のご予約をいだだいておりました。
しかし、今回は講師不在の中で開催することになってしまいました。

主催メンバーは毎回セアロ師により、色々なアドバイスをいただいておりましたが、
そのひとつひとつを行動に移す事ができておりませんでした。

そのような状況で、参加される方にも講師に対して、
大変失礼なことをしているにも関わらず、それにも気づかないままに、
今回のリトリートを迎えることになっていました。

そういった状況をセアロ師は
できていないことを、はすかしいと思わないことがはずかしいです。
主催者ができていない食文化のことを話すことは、私ははずかしくてできません。
とおっしゃいました。

また、ここは家庭菜園の延長でやっているところではなく、
プロジェクトとしてやっていること。
『ともに育ちはぐくむ』というこの拠点の原点、
なぜこれをやっているのかということをもう一度考えるようにと
アドバイスをいただきました。

セアロ師は出席されないことになったリトリートですが、
『中止ではなく開催する』というチャンスをいただきました。

反省するところは大いにありますが、
嘆いていても仕方なく、この状態でも『やる』と決めたからには
前にむかっていくしかありません。

申し込みをされているお一人お一人に、
正直に現状をお伝えさせていただいたところ、
講師不在での開催に、なんと13名の方が参加してくださることになったのです。

そのうちお二人は日帰りでも来ていただけるとのこと。
参加するみなさんから、本当にあたたかい言葉をいただき、
力をいただきました。

ではこれからどうするか。なぜやっているのか。
もう一度原点にもどりそれぞれが自分を振り返り、
主催者、スタッフで長い話し合いの時間を持ちました。


今回のリトリートの大きなテーマは「いのちを知る・生かす」です。

田畑での体験や、食を通じて体観し、
それがどれだけ自分たちが生かしてこれたのか。

食を通じて学んだ『命をいただく』という本質。
いただいた命をどう次につなげて、さらに輝かせることができるか・・・

実力以上のことができるわけでなく、それぞれができることを精一杯やるだけです。

さて、リトリート開催当日の夕方、東京、北海道、姫路、香川、広島・・・
全国各地から11名の方が集まってくださり、リトリートが始まりました。

まずは主催メンバーから、自分たちの至らなさからこのようになったことのお詫びをし、
正直に、そこで気づいたこと、今の気持ちをお伝えしました。

そしてみなさんの自己紹介。
その後に今回のリトリートに関するテーマと自分とのかかわりについて自分たちの気づきや思いを話しました。

「広島のメンバーともっと深くつながれることが嬉しく、セアロ師がおられないけれど、
アドバイスがいただけない分、自分でしっかりしないといけないと思った。自分にとっての成長になるようにしたい。」

「初めてのリトリート、セアロ師に会いたかったけれど、こういう体験はそうあることではないので、しっかりと味わってかえりたい。」

主催メンバーは、皆さんの話を聞き、その意識の高さに啓発され、
また皆さんのあたたかさが心にしみました。

次に1回目、2回目とすでに終了したリトリートでテーマや、
その時にセアロ師からいただいたお言葉や、自分の気づきなどを思い出しながら、
みなさんと今までの写真をみていきました。
ここではざっくばらんに、あちこちでみなさんからの体験からの気づきを
シェアいただくことができました。

最後に、今回『稲刈りを体観』する中で 今回のテーマである『いのちの輝き』について、時間をとって自分をみつめていただき、ノートに各自で書いていただきました。
シェアできる方はみなさんに話していただきました。

「その人、その人の輝く瞬間、今を生きて今を感じる瞬間。過去を悔やむことも無く、
未来を憂うこともなく、稲の輝き、土や草の匂い、風の音をきいたり、瞬間を感じ、おいしい食事で五感をフルに感じてかえります。」

「稲は稲としていのちを輝かせ、それを通じて自分の命の輝きはなんだろう。自分のいのちの輝きで生涯を終えられるようにいのちを全うしていきたい。」

「稲かりを通じて自分と向き合う時間をいただくのだと思う。」

その後は、リトリートのテーマを自分のテーマに落とし込んだところで、
瞑想をしました。

スリランカの車椅子プロジェクトの話、マイエンザの説明、拠点での注意事項、明日の食事などの下準備等を明日に備え、整えて、1日を終えました。

あしたは、いよいよ稲刈りです。
それぞれの稲刈りを体観できますように・・・・