今年はカンボジアの拠点と、石川の拠点の移転が決まり、その準備という大きな節目。
通常業務をこなしながらの準備など、いろいろと大変な年でもありました。
今年はまた、ミャンマーから来日された研修生のサポートをさせていただきました。
この12月はお2人とも、日本語検定試験にトライされました。
立派に成長された姿に、なんだか涙が出そうになりました。
私は、昨年来日された時から特にタッパーさんと多くかかわらせていただきました。
昨年12月一度来日されましたが、日本語の覚えも悪く、何回伝えても伝わらない。
一生懸命さは伝わって来ますが空回りしているような状況。
ものすごい食べっぷりなども、どこか我が二男とにているところもあり、わが子を育てているような感覚でした。
正直彼は大丈夫か、どうなることか・・・そう思いながらスタートしてもう1年。
その日がこの間のことのように思われます。
その後、福山での研修、石川の拠点での研修、カンボジアの拠点での研修、
何度か行き来しながらも、倉敷での今年度最後の研修を終えられました。
会うたびに、顔つきもしっかりされ、日本語も上達されました。
主人も福山で農業の研修にかかわらせていただいただけに、
人の成長の可能性は無限だということ、
最初の状況で人をきめつけたりしてはいけない。
私は彼を通じて、そう思いました。
いろんな面で本当にたくましく成長されたとおもいます。
それは日本人であろうがミャンマー人であろうが同じこと。
17歳で国境を越えて、言葉も話せない中で、来日した、ミャンマーの田舎の男の子。
ウィンさんという先輩が身近にサポートしてくれているとはいえ、一人やってきて本当に大変だったとおもいます。
将来ミャンマーのために、村のために貢献したいという青年たちの思いは強く、とても立派です。
その思いに、私たちもいい加減な気持ちでは関われません。
真摯に向き合わなくてはいけないと、いつも思います。
ミャンマーの青年たちはどこか、古き日本人の考え方に思うときがあります。
両親を尊敬し、謙虚で、本当に何事にも一生懸命です。
今の日本人、特に若者には忘れられたよきものを持っていると思います。
今、福山の拠点で活動をしていて、お年寄りと接することが多いのですが、過疎化も進んでいる、この地域のお年寄りたちともっと接することができれば、お年寄りたちも元気になるにちがいありません。
日本の若者たちも交流できる場があれば、彼らに刺激を受けるにちがいありません。
私たちが日々励んでいるように、彼らも今自国で頑張っておられます。
今回の日本語検定も、3級と4級の受験です。
まだまだこれから彼らの勉強は続くと思います。
また日本に来られることもあるかと思いますが、